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  • 秋田市 新庁舎建設に関して

    2013/08/02

    先日、新庁舎の建設に10億円追加して再入札を行う旨の報道がありました。

    そもそも私は新庁舎の建設に反対していましたが、

    この追加に関しては看過出来ない気持ちになりました。

    このような大金を追加するにも関わらず、何ら市側から市民への説明はありません。

    たまりかね、直接市役所に出向いて参りました。

     

    以下、聴取をまとめたメモです。

     

    【市役所新庁舎の件】
    市役所担当課に行って参りました。
    担当してくれた副参事の方は非常に丁寧に、かつ、予定時間を延長して対応して下さいました。
    以下の内容は厳しいものですが、一人一人の職員の方は懸命に努力されている事を嬉しく思います。
    私の聞きたい事が多数に上り、また、担当レベルでお答え出来ない事もあり、再度メール等でお問い合わせすることにしています。以下、本日聴取した分。
    私が問題意識を強く持った部分に「◎◎」マークを入れました。

    【補強工事の選択肢】
    寺)補強工事といっても過剰な補強もあり得る。何を基準としたのか。
    市)補強工事レベルは国の基準(指導?)に基づいたレベルでお願いした。
    ◎◎
    寺)補強工事の見積もり額を提示した会社と、新庁舎の設計の会社の関係は?
    市)「補強工事に60億円の費用が必要」と市側に提示した会社は、新庁舎の設計会社と同じ会社。結果的に同じ会社になった。➡寺)新庁舎か補強工事かを比べる際に、同じ会社が見積もりを出せば事業費の大きい新設に有利な誘導がありえるのではないか。この手の事業は、このようなやり方をするのが普通なのか?
    ➡市)結果的に同じ会社になった。

    【部局分散化の弊害】
    寺)大きな新庁舎を建設する理由に、各部署が分散していることによる市民サービスの低下とあるが、実例は。
    市)市民の皆様が引っ越し、出産、入学、その他の際に、複数の建物を回られるのはサービスが悪い、従って一つの建物に集中させるべきとの判断。
    ➡寺)全来庁者の中で、そのように複数を回られる来庁者はどれぐらいいるのか?私を含め、大概は一カ所だ。複数ある場合にせよ、一年に一度もないのでは。何かしらのデータはあるのか? ➡市)ない。

    【新庁舎の建設について】
    ・寺)予算額はどのようにして決まったのか?今まで貯めた予算ありきで発注したのか、必要とされる見積額を目指して予算を積み立てたのか。
    市)どちらとも言えず。最初200億円規模で見積もりがきたのを現段階まで減らした。
    寺)必要最小限の設備とは思えない。例えば吹き抜けとかはいるのか。
    市)吹き抜けがないと、どうしても中央部が暗くなるため必要。
    ◎◎
    寺)大きな地下駐車場を公用車専用にしているのは何故か。市民が屋根なしで遠くに停めて、逆に職員はエレベーターで降りたら雨に濡れず使えるのはおかしい。逆ではないか。そもそも地下駐車場は必要か。
    市)当初、地下駐車場に一般の方も停められるように考えていたが、柱等が多く危険な為、公用車専用にした。(設計図で見る限り、特段危険には思えない。地下駐車場そのものは、免震にする以上、地下を掘るので駐車場として利用することにしたとのこと。しかし、現庁舎の地下まで駐車場として新設し、新庁舎と地下で繋げる設計となっている)
    ◎◎
    寺)大きな新庁舎を建てるのに、なぜ古い分館を一体化ぜずに残すのか。
    市)将来職員が減った時に、新庁舎にスペースが生まれる。そこに分館入居の部署を統一化していれる。それまで数十年は分館を使う。その為、これから分館の補修工事を行う。
    ➡寺)補修工事をして分館を残すぐらいなら、新しく建てるところに最初から組み入れれば補修工事も要らないのではないか。
    市)将来的に新庁舎に空きがでないように分館を残す判断を市側はした。
    ➡寺)新たに生まれる分館の補修費用は?
    市)手元になし(調べて下さる様子でしたが、時間の関係上、当方より遠慮しました)

    【10億円の追加費用】
    寺)積算根拠は?
    市)資材、労務費の高騰(資料拝受。それ以上は専門的な知識無く小生にはわからず。ただ、書いている内容自体はまっとう。ただし、資料によると、業者側は27億〜34億円程度、予算が足りないと訴えているので業者との整合性は不明)
    ◎◎
    寺)その追加費用10億円の財源は。
    市)資料に「2月議会で決めた継続費の範囲内で執行する。落札価格が決定した段階で、他事業について再検討を加える」。継続費とはいわゆる追加「前」の全事業費総額130億円のこと。他事業とは、新庁舎以外に費やされる解体費や外堀工事のようなもの(その他事業の総額は、全事業費130億円から建設費の100億円を除いた30億円前後ということになる)。
    寺)ということは、具体的に何を削るかは決まっていないのか?
    市)決まっていない。
    寺)新たに追加する10億円を、その他事業費30億円から捻出出来るとすれば、いかに30億円の見積もりそのものが大雑把なのか。三分の一を削ることだ。しかも、目処も無いとすれば、大変ではないか。
    市)大変です。
    ◎◎
    寺)追加することに議会の了承は必要か。
    市)2月議会で承認して頂いた全事業費130億円の範囲で行うので、議会の了承は必要ない。入札が終わってから、9月の定例議会で契約案件の了承をとる(寺田私見:ここが最後の砦か??)。
    ◎◎
    寺)予算を10億円増やすのではなく、再設計などをして予算内で収める議論は無かったのか。その庁内での議論経過、市長の考え方を知りたい。
    市)担当レベルではお答えは難しい。

    以上、聴取概要を列挙しました。
    重ねて申し上げますが、担当の方は非常に親切に丁寧にお答えくださりました。心から感謝しています。
    このような勤勉な職員の方が質問に窮するような判断をしている責任者に対して憤りを覚えます。
    こんな責任者に納めた税金が使われているかと思うと、色々考えてしまいます。

    今日、分かった範囲でも以下の疑問を持ちました。
    ・耐震工事と新庁舎の見積もりが同じ会社という疑問。
    ・分館の存置のような理解に苦しむ統合。
    ・地下駐車場に象徴される職員優先と思えてしまう配置。
    ・追加10億円の積算根拠はあるが、その実効性への疑問。
    ・10億円の財源の不明確さ。
    ・追加費用の財源となる、総事業費130億円の大雑把さ。
    ・議会の審議を経ずに入札を行う姿勢。
    ・追加費用を回避しようと議論した形跡の有無。

    多くの市議会議員の皆さんは、このような疑問を解決して予算案に賛成し、かつ、10億円の追加に異議を唱えないのでしょうか。 聞いてみたいところです。。。。
    市側には再度疑問を投げかけたいと思います。

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