202206月18日

【高校の先輩後輩で】

「秋田の二人で国会運営を仕切ってたって話だな」と話しかけてこられたのは、これまた秋田出身の前総理。

150日にも及ぶ通常国会が幕を閉じました。
その内容に関しては様々な評価がありますが、その国会運営においては横手高校の先輩後輩が与野党に分かれて取り仕切ってきました。

国会対策委員会なるものは、その名の通り国会の運営を取り仕切る部署。
その委員会の責任者たる国会対策委員長に次ぐ「委員長代理」として実務的な運営を差配してきたのは、自民党の御法川国会対策委員長代理と、野党側の窓口、立憲民主党の国対委員長代理の私でした。

各委員会の法案審議の順番から、質疑内容、修正の有無、予算委員会の開催から質疑時間、割合等々、大臣の出張に至るまで、表には出てこない国会各所の調整と判断を行ってきました。
与党と野党でそもそも立場が違うために、多くのことは意見の相違からスタートしますが、最終的に物事を決めるにはお互いが相手の立場を尊重し落とし所を探ることでひとつ一つ解決してきました。
全体として、国会における野党の役割を尊重してくれた与党側の配慮もあって、多くのことが二人の間で決着をつけることができたと思います。

毎日毎日、時には1日に何度も顔を合わせて、対立しながらも最後は話し合う関係を築けたのは、同郷であり、高校の先輩後輩という秋田の土俵があったからだと思います。

他の議員や省庁幹部らを交えて話すことが多いために、お互い標準語ではありましたが、話題は秋田の美味い店から秋田県政に至るまで。
お互い国会議員となって20年目が間近ですが、今までにない貴重な機会でした。
表に出ないこれらの日々の仕事が、国のため、郷土のためにこれから役に立っていくことを祈っています。

さて、数日後には参議院選挙が始まります。
ここはお互いの遠慮は無しに全力でぶつかって、県民に選択肢を示し判断を仰ぎたいと思います。

写真は、毎日会談を重ねた国会の会議室。

 

 

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