15日早朝、東電本店。 しばらくすると、総理がいる小部屋には数人のみ。 総理と向かい合って座るのは、勝俣会長。 総理がおもむろに落ち着いた声で勝俣会長に一言。 「絶対に撤退は無い。何が何でもやってくれ」。 その総理の言葉に対する勝俣会長の返答は、 返答の持つ意味の重さを微塵も感じさせない程あっさりとしていた。 「はい。...
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201503月20日
【311の記憶:6:首都圏に放射性物質:加筆修正し再掲】
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201503月18日
【311の記憶:5:統合本部設置へ:加筆修正し再掲】
14日夜。 爆発寸前だった二号機の圧力低下、注水再開で一時の安堵。 しかし、根本的に解決には向かっていない。 総理応接室に原子力安全委員会や保安院、東電の関係者を集め、 今後の推移を予測、議論。 保安...
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201503月16日
【311の記憶:4:東電、撤退用意:加筆修正し再掲】
3月13日(日)大震災発生から2日。 総理執務室の横にある総理応接室を 臨時の原発事故対応室として使用。 その応接室付近の小部屋数室(普段は総理面会の控え室)を、 東電、保安院の関係者控え室として使用...
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201503月10日
【311の記憶:3:福島原発、爆発:加筆修正し再掲】
12日朝。 福島第一原発の上空を通過し、北上。 そこから以北の惨状たるや、筆舌に尽くしがたいほど。 自衛隊基地で給油のためヘリを乗り換え。 チヌークで市街地上空飛行。 既に朝を迎えているが、外は暗い。...