202303月13日

【問題の地へ】

本日、法務委員会で名古屋刑務所と名古屋入管へ足を運びました。
名古屋刑務所は、看守による受刑者に対する暴行事件が昨年発覚したところ。
調査の結果、数十人に上る看守の関与が認められ、その問題の根深さが明らかになっています。

そして、名古屋入管は、収容中のスリランカ人女性が死亡し、入管施設内の対応のあり方が問題となりました。
本年、政府は入管法の改正案を国会に提出しており、入管施設の在り方はもとより、難民認定制度全般や在留特別許可制度の運用など、委員会として大きな課題を受け取っています。

これらの問題は、幾度となく法務省や入管庁から説明を受けていたものの、紙や文字、言葉だけで説明を受けることの限界もあり、委員会として一度現地に出向き、しっかりと向き合おうと視察が行なわれたものです。
伊藤法務委員長以下、互いの日程をやりくりし、短い時間ながら名古屋刑務所、名古屋入管に立ち入り、刑務官、受刑者、そして施設では実際の窓口業務から収容施設内までしっかりと見て聞いて感じて参りました。

どのようなところで事件は起きたのか。その理由はどのようなものなのか。
東京だけではわからない、言葉には直ちに表しがたい感覚を得ることができたと思います。
多くの関係者の尽力によって実現できたこの視察と、ここで受け取った知見や感覚は、今後の国会審議に多いに役に立つと確信しています。

昼食は、名古屋刑務所で受刑者が本日食べているものと同じ、カレーライスとミートボールを頂きました。

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