202107月01日

【ゼロを目指す】

ここ数日、千葉県で起きてしまった交通事故死が頭から離れない。
下校途中の子供達に飲酒したドライバーが運転するトラックが突っ込み、子供達が死傷した。
無くなった子は我が子と同じ歳、同じ学年。
朝、元気に出て行った子供が突如として居なくなることは、想像しただけでも胸が苦しい。

冷や汗がでるような通学風景をよく見かける。
自分も子供の頃に一人で通学していたので、周りから見たら危険に見えていたのかも知れないが、都内も秋田市内も自分の頃とは比べ物にならないほど危険に溢れているように思える。
それは、息子と一緒に通学した日々で体感した。

交差点、駐車場の出入り口、工事現場etc。
どれだけ保護者がサポートしても通学路には危険が溢れている。
しかも、その危険は、ひとたび顕在化すれば、かけがえのないものを一瞬で奪う。

今回の事故は、ドライバーが飲酒運転をしていたこと、そして、ガードレールの設置要望が叶えられなかった行政の不作為に批判が集まっている。確かに、これらの点は全く看過できない。
事実と原因を究明し、二度と同様の事故が起きないよう改善すべきだろう。

ただ、残念ながら飲酒運転を撲滅しようとも、ガードレールを補強しようとも、通学中の交通事故は減らないと思う。
飲酒運転のみならず、高齢者の判断ミスによる交通事故は後を絶たないし、ガードレールがあろうとも、交差点での事故は防ぐことができない。

菅総理が現地を訪問するとのことだが、ぜひ、その場をみるだけでなく、通学路を子供達と一緒に歩いてみて欲しい。
全国各地で、いかに子供達が危険な道路を歩いているかを感じて欲しい。
子供達が自分たちの足で通学をすること自体に危険が伴うということを。

私は、相当のお金と労力をかけてでも、スクールバスの導入を義務化すべきと考えている。
子供が危険な環境を歩くことを極力少なくするために。
今後、子供の人口が減ることから学校数も減り、通学距離も合わせて長くなることは必至の環境で、その分、子供が事故に会う確率も増えてしまうことも懸念しているからだ。

スクールバスを導入することで、金銭面のみならず様々な調整が必要となると思う。もしかしたら、学校の開始時間も変更しなければならないかもしれない。それでも、通学中の交通事故で亡くなる子供を一人でも減らせたら、それは大きな意味があるのではないだろうか。加えて、通学中の性犯罪や誘拐事案等も防ぐことができる。

国として、柔軟な精度と確実な財政負担、そして諸外国のようにスクールバスの停車中には追い越しを禁じるようなチルドレンファーストな法規制。
ありとあらゆる対応を施して子供を守るべきだ。

総理は「2度と同じような事故が起きないように」と語る。
それならば、まずは子供の通学中の事故をゼロを目指そう。

ノルウェーでは対策の結果、2019年の子供の交通事故死者数が0人となったという。
人口規模が違うので、一概には比べられないが、対応次第では救える命はまだまだあるということだ。

まずは、通学中の防げる事故をしっかりと防ぐこと。
現行の文科省の取り組みを遥かに超える、スクールバスの導入整備を提案していきたい。

子供は、日本のこれからの全てだ。


写真は、通学中の息子。

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